圓徳院の見どころ

北庭

もともと伏見城北政所化粧御殿の前庭を移したもので、当時の原型をほぼそのままに留める桃山時代の代表的庭園のひとつ。賢庭作で後に小堀遠州が手を加えたものです。
国指定名勝。

夏の北庭

 池泉回遊式ですが枯山水となっています。
 原点となるのは東北部で、枯滝石組を構成し、築山を中心にして左右に多数の石組を二等辺三角形にまとめて数群展開させ、あるいは蓬莱石組を作っています(池泉にかかる数個の橋は見事な巨石をあてているが、その厚さからくる迫力はこの庭の特筆すべき点でもあろう)。
 このように多数の巨岩大岩がふんだんに置かれている庭は珍しく、これが桃山時代の豪華さ、豪胆さです。

北庭

紅葉の北庭

紅葉の季節は格別です。夜間ライトアップでは、闇に浮かび上がる石組みの上に真っ赤な紅葉が炎のように広がります。

秋の北庭