抹茶 …… 神仏への献茶点前、楽茶碗、小間
● 秀吉公ゆかりの神仏への献茶点前
◎開催日/土・日・祝
※2024年4月27日(土)・28(日)・29日(月祝)は休止
小堀遠州流による特別茶席(4月27日~4月30日のみ)開催の為
◎時間/10:30~16:00 受付終了
◎お一人/2,000円(記念扇子つき・小間の茶室見学可)
◎所要時間/20分
10人以上でお申し込みの方は、事前に電話でご予約ください。
秀吉公を喜ばせた、家臣古田織部考案の点前。武士の心構えを表現しています。
利休没後、秀吉公は織部に「利休の茶人の茶を越えて武士の茶を創造せよ」と命じます。この点前はその命を受け織部が考案したもので、従来の利休の茶の湯と異なり、武士の心構えを表現しながら、秀吉公が大事にした、ユーモアや機転、即興を織り交ぜたエンターテインメント性を取り入れています。わび茶の世界を表す4畳半以下の茶室「小間」より大勢が集う「広間」を用い、自然が作り上げる美ではなく、闊達で華やかな自ら作り上げる美へ……。息がかからないよう扇子で覆われた茶碗には、神仏に献茶する際の点前を元にした背景が伺えます。
秀吉公ゆかりの寺、北政所ねね様終焉の地「圓徳院」で、400年前の戦国の世のもてなしをぜひ体感して下さい。
監修 尾崎 米栢 宗匠(茶道扶桑織部 家元)
● 楽茶碗でのお抹茶(お庭を見ながら[点て出し])
◎開催日/毎日(休業日を除く)
◎時間/10:30~16:00 受付終了
◎一服/500円または800円(お茶菓子違いで2種ございます)
15名以上の団体様ですと、他の団体様がいらっしゃる場合は、お待ち頂く場合もありますので、お急ぎの方は事前ご予約をお願いいたします。
お抹茶+豊臣秀吉公辞世の句らくがん
楽茶碗と瓢箪きんつば
神仏への献茶点前と違い、小間の茶室見学・記念品はありませんが、手軽にお抹茶をご体験いただければと思います。
お茶菓子は2種類ございます。
・お抹茶+豊臣秀吉公辞世の句らくがん:500円
・お抹茶+瓢箪きんつば:800円
(ご希望の方は、ご自身で茶筅を振ってお抹茶を点てて頂けます。※要予約。HPのメールフォーム 、TEL 075-525-0101、FAX 075-561-2724、のいずれかよりご予約下さい)
楽茶碗の点前
昭和初期より寺の復興の為、院内にて「楽焼」を作陶しています。楽茶碗は他の茶碗と異なり、抹茶を飲むに最も向く姿として千利休・楽長次郎により考案された茶碗です。住職手作の楽茶碗でお茶を体験いただければと思います。
● 小堀遠州流による特別茶席(2025秋予定、詳細未定)
※写真はイメージです
総合芸術家、小堀遠州。豊臣家に仕え、江戸幕府開府後は伏見奉行などとして活躍する一方で、茶の湯や作庭、書、和歌などにおいても才能を発揮しました。
特に茶の湯においては、千利休公、古田織部公に続く天下一宗匠として、華やかな内に一抹の侘しさを宿す「きれい寂び」の茶を提唱し、17世紀前半の茶の湯界を牽引しました。
圓徳院の北庭は秀吉公と北政所ねね様が過ごした伏見城から移築されたのち、小堀遠州公によって手を加えたとされる国指定名勝の庭園です。
この庭園の端に位置する小間の茶席で、小堀遠州公から弟の正行公の家系に受け継がれてきた武家茶道「小堀遠州流」の御点前にて、茶席を体験することが出来ます。
約400年前の庭園を眺めながら一服の茶を通して、北政所ねね様に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
茶道の経験がない方でも気軽に楽しめますので、ご参加をお待ちしています。
茶道小堀遠州流 森宗妙社中